借金返済を最優先に

負債があるにも拘らず貯金をしている方に

貯金箱とお金 住宅ローンや自動車のローン、あるいは消費者金融から借り入れをしている人は、自分には借金があるという自覚を持つことが大切です。 借金がある方の中には多額の借り入れ金があるにも拘らず、貯金も並行して行おうとする方がおられます。

こういった方は、借金があるという自覚ができていないか、もしくは借金があることにより不安を感じて、少しでもお金を蓄えたいと考えている人です。 でも、よく考えてみれば借金があるにも拘らず貯金をするのは馬鹿げた話で、非効率的な借金返済方法です。 借り入れたお金の元本に付く借り入れ金利と貯金をした時に付く金利とでは雲泥の差があります。

具体的な例を挙げれば、消費者金融で少額資金を借りた場合は、貸付金利は実質年率で約18%となります。 一方、銀行に1年物の定期預金をした場合の金利は、年率で約0.025%です。 金融機関に貯金をしても低金利なので、ほとんど利息収入を得ることはできません。

だから、貯金するようなお金があったなら、そのお金を借金の支払に充てなければなりません。 お金が手元に少ないと不安に感じるかもしれませんが、借金がある間は貯金を一切しないで毎月を[生活費]+[1~2万円程度の余裕資金]で生活をする様にしましょう。

ボーナスや臨時収入があった場合

夏や冬のボーナス、あるいは何らかの臨時収入があった場合は、ついつい欲しかったものを買ってしまいがちです。 でも、借金があるならぐっとこらえてボーナスや臨時収入の全額を返済に当てた方が良いです。

どのような融資会社でも借りたお金は繰上げ返済をすることができます。 ボーナス等を使ってまとまった多額のお金を返済することで、それ以降の毎月の支払い負担を減らしたり、あるいは完済まで掛かる期間をぐっと短縮することができます。

だから、たとえ欲しいものがあったとしても必須品でなければ買わずに、借金返済を優先する様にしましょう。 そして、完済出来た暁には、それまで欲しくても我慢してきた物を自分へのご褒美として購入すると良いです。

借金返済中にやってはいけない事

以下に、毎月借金の支払いをしている状態の時にやってはいけないことを列挙します。

  • 多額の貯金をする。
  • 生活必需品以外の買い物をする。
  • 追加で借入れをする。
  • 返済のために他の金融機関から借り入れをする。

上記のことを行うとなかなか借りたお金を完済することができなくなります。 非効率的な返済となってしまうため、上記の行為を行わない様に留意する必要があります。