おまとめローンの利用を検討しよう
おまとめローンとは、まさにその名の通りローンをひとまとめにすることです。
複数の会社からお金を借りている場合、それぞれの返済日に合わせて返済するのではなく、ひとつの会社に借金をまとめて返済してしまおうというものです。
最近はテレビCMなどでも耳にすることが多いこのシステムですが、メリットもデメリットも持ち合わせています。
まずメリットとしては管理のしやすさが一番です。
あちこちから借金をしている場合、会社によって返済日がバラバラであったり金利も違ってくるとなると、毎月何回も返済に追われるうえに計算も面倒だというやりにくさがあります。
そういった面倒を減らすことが出来るという点ではひとまとめにするのはとてもいい手です。
金利の負担も軽くさせられる場合もありますので、精神的な負担から解放されやすい側面もあります。
導入まえにデメリットも考慮しよう
逆にデメリットもあります。
ひとまとめにして管理が楽になったけど、金利の計算をしてみると以前よりも返済額が増えてしまった、というパターンも意外と少なくありません。
一本化を早急に決断してしまう前に、一度よく計算してみて判断するようにしましょう。
他にも一本化の便利さをうたった悪質な詐欺にも注意が必要です。
本当にそこで借金をまとめてしまっても大丈夫なのか、安全なのかを確認してから契約するようにしましょう。
おまとめローンはうまく利用できれば早期借金返済の大きな助けになってくれます。
本当にまとめることが得なのか損になるのかは、それぞれの借金の状況にもよりますので一概に「お得」だと言い切ることは出来ません。
本当に一本化がベストであるかどうかは自身で見極める必要があります。
はやく借金の返済を終えたいと焦るばかりに判断を誤ってはいけません。
おまとめローンを契約するにあたってまず必要なことは、金利が今よりも上回っていないか、まとめることによって返済額が増えていないかの確認をすること。
まとめる所が信頼できる会社であるかどうかを調べることです。
借金まみれで活力が満たされる?!
私の友人で、あえて借金まみれ覚悟の上で借金をしている人がいます。
その友人は男性で、わりと高給取りのサラリーマン。
独身で実家暮らしのため、それなりに貯金もしており、お金にはそんなに困っていないのですが、高い買い物をするときはあえてローンを組むのだそう。
あるとき彼が車を買うことにしたとき、「貯金で一括で買おうかと思ったけどローンを組んだ」と言うので、「ローンをしたら利息とかで損しないの?」と聞いたら、「利息はかかるけど、ローンがあると思うと、もっと稼がなくちゃ!って仕事にやる気が出るんだ」とのことでした。
彼は今までも車やバイクを買ったとき、一括返済で払えるけどあえてローンにして、仕事への活力にしていたらしく、私は驚きました。
しかし考えてみたら、確かに毎月払わなくてはならないお金があるとしたら、働かなくては!と思います。
実際、私も車を購入するときローンを組んで、毎月5万円を支払っていました。
そうすると自分が遊びで使えるお金があまり残らなくて、仕事終わりに単発のバイトをしたりしていたんです。
大変だったけど、確かにある意味で生活にハリがあった気がします。
彼はその後ローン返済で仕事を頑張り、3年ほどで借金を完済しました。
ローンで活力を起こすという人を見て、「極端な借金まみれとならない程度のローンならありかな」とも考え始めました。
備えあれば患いなし
私の友人の話ですが、家の屋根が傷んだことにより雨漏りがしたため屋根の修理を依頼することになりました。
友人は貯金をあまりしないタイプでしたが、ちょうどその頃、度重なるイベントがあり、急な出費が重なっていたらしく、屋根を修理するのに回すお金がなかったそうです。
そこで屋根の修理費用として30万円ほど借金をローンで組むことになりました。
屋根自体の月々の借り入れの返済額自体はたいしたことはなかったそうですが、家のローンなど屋根以外の借金返済もあったため、借金まみれに近い状況となり返済にはかなり苦労したそうです。
基本的に遊行費など趣味に費やすお金を切り詰め、あるいは食費などにも気を遣い、節約料理を作ったりしてなんとか毎月の借金返済に充てていました。
結果として屋根のローンについては無事に完済することが出来、屋根の雨漏りがおこる前の生活水準に戻ることが出来ました。
この件が起きた後、その友人と話す機会があり、このことについて話しましたが、友人曰く「いつどんなことが起こるかもわからないから、借金まみれとならない様に今度からは貯金をする」とのことでした。
私自身は持ち家ではありませんが、友人が言った言葉には同感で、将来どんな時にお金が必要となるかもわからないので、借り入れによる借金に頼ることがないよう貯金を心がけていきたいと思いました。